29 Sep 2016 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、 実装面積の半減で車載ECUを小型化する AEC-Q100グレード0準拠のアナログICを発表

Geneva / 29 Sep 2016

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、AEC-Q100グレード0に準拠したオペアンプとコンパレータを発表しました。省スペース化が可能なMiniSO8パッケージで提供されるこれらの新製品は、非常に過酷な温度環境下での安全性が求められる車載システム用ECUの小型化に貢献します。

STマイクロエレクトロニクス、 実装面積の半減で車載ECUを小型化する AEC-Q100グレード0準拠のアナログICを発表

 

-40~150°Cの動作温度範囲で認証取得済みのデュアル・オペアンプ(LM2904WHYST)およびデュアル・コンパレータ(LM2903WHYST)は、MiniSO8パッケージ(4.9 x 3.0mm)で提供され、標準SO8パッケージで提供されるグレード0準拠製品よりも、実装面積を50%小型化しています。

これらの新製品は、非常に幅広い温度環境で動作が可能なため、車載用制御システム(エンジン、トランスミッション、LED照明)や、高い安全性が特に求められる車載セーフティ・システム(ABS制御など)など、過酷な環境にさらされるシステムにおいて、堅牢かつ順応性の高い性能を発揮します。

新製品には、これまで大手車載機器メーカー各社との協力で培った豊富な経験が活かされています。また、生産部品承認プロセス(PPAP)試験の一環として、最高150°Cでの出荷試験を実施しています。高品質の業界標準製品であるLM2903およびLM2904は、一般的な各種特性(入力バイアス電流、入力オフセット電圧、消費電流、電源電圧範囲など)に対して、ベンチマークとなる性能を提供します。

LM2904WHYSTおよびLM2903WHYSTは現在量産中で、単価は1000個購入時に約0.76ドルです。