32bit Arm®マイクロコントローラ
Arm® Cortex®-Mの概要
Arm® Cortex®-Mグループのプロセッサ・コアは、電力効率と決定論的処理に最適化されたコア・シリーズです。マイクロコントローラ(マイコン)に広く使用されているほか、マルチコア・マイクロプロセッサ(MPU)にも組み込まれています。
Arm® Cortex®-Mアーキテクチャは、初期のCortex®-M3マイコン・コアから、低消費電力( Cortex®-M0やCortex®-M0+など)、高性能(Cortex®-M7)、リアルタイム(Cortex®-M4)、セキュリティ(Cortex®-M33)、DSP / ML(Arm® Cortex®-M55)に最適化されたコア・バリアントの導入に至るまで、32bit汎用マイコンの事実上の標準アーキテクチャとなっています。また、8bitおよび16bit汎用マイコン・アーキテクチャの代替手段としても魅力的です。
Arm® Cortex®-Mプロファイル・アーキテクチャをこのコア・ファミリ全体にわたって標準化することの主な利点は以下のとおりです。
- マイコン・シリーズ間でのコードの容易な移植。システムのエネルギー効率、演算性能、セキュリティ、各種ペリフェラル間で適切なトレードオフを選択できます。
- シリコン・ベンダやソフトウェア / ハードウェア・ツール・プロバイダからの豊富な開発エコシステムの活用
- 組み込みアプリケーションのイノベーションの加速
STは、Arm® Cortex®-Mコアの早期導入企業であり、32bit Cortex®-Mマイコンの業界最大規模のポートフォリオで市場をリードしています。
エンジニアは以下のメリットが得られます。
- 品名が3,000種類を超える、市場で最も柔軟性と拡張性に優れたマイコンの選択肢
- STおよび認定パートナー企業が開発したマイコン・ツールとソフトウェアの広範な開発エコシステムを活用した最も総合的な設計体験
- 最低10年間の長期製品供給保証
2007年の発売以来、STは130億個を超えるSTM32 32bit Arm® Cortex®-Mベースのマイコンを世界中に出荷してきた実績があります。