L99VR02Jは、車載アプリケーション向けに設計された低ドロップアウトのリニア･ボルテージ･レギュレータです。最大500mAの負荷電流を提供し、ディスエーブル時に消費される静止電流はわずか1µAです。
このLDOは2.15V～28Vの動作入力電圧範囲を持ち、0.8V～5Vの範囲で選択可能な8つの固定出力電圧を提供します。
ポスト･レギュレーションで事前に安定化された電圧に接続しても、直接バッテリに接続しても動作でき、イネーブル、リセット、自律型ウォッチドッグ、高度な過熱警告、高速出力放電および短絡電流制御の各機能を備えています。
PowerSSO-12パッケージで提供され、優れた熱性能を備えているため、高温環境で使用される電子機器アプリケーションに最適です。
この評価ボードは、L99VR02J LDOをベースとしており、すぐに使用可能です。高温環境で安定した電源を必要とする電子機器アプリケーションに最適です。
このボードは、スタンドアロンの構成で使用する以外に、外部マイクロコントローラと共に使用してレギュレータにウォッチドッグ信号を提供し、アクティブな接続をモニタリングすることもできます。
AutoDevKit開発エコシステムの一部として提供される専用のソフトウェア･パッケージには、AEK-POW-LDOV02Jボード専用のドライバや、迅速かつ容易に試作開発を行うためのコード･サンプルも含まれています。
AutoDevKitパラダイムに従って、AEK-POW-LDOV02J評価ボードには複数のMCUボードを接続できます。使用可能な最小のMCUは、SPC582B Chorus 1Mです。
AutoDevKit開発エコシステムは、ハードウェアを完全にサポートします。このエコシステムは、以下で構成されます。
- SPC5-STUDIO開発環境
- SPC5-UDESTKデバッグおよびファームウェアのダウンロード･ツール
- STSW-AUTODEVKIT Eclipseプラグイン
AutoDevKitのソフトウェアには、AEK-POW-LDOV02J専用のドライバとデモ･コードが含まれています。
設定やセットアップを容易にするユーザ･フレンドリなGUIを中心に構築されたAutoDevKitライブラリには、各AutoDevKit機能ボードに固有のAPIが含まれています。APIの各セットは、初心者のハードウェア･エンジニアが使用できるほか、エキスパートが別の方法で使用して非常に低レベルのボード / チップの高度な機能にアクセスすることもできます。
STの32bit車載用マイクロコントローラの組込みアプリケーションを設計、構築、および導入するためのユーザ･フレンドリな包括的フレームワーク。直感的なGUIを使用して、対象のマイクロコントローラを選択し、事前定義済みのソフトウェア･コンポーネントを組み合わせることで、組込みソフトウェアを容易に構築できます。アプリケーション･ウィザードにより、依存関係を自動で解決でき、最初の実行時に「構文エラーのない」プロジェクトを実現できます。
このデバイスは、0.8V～5Vの範囲で選択可能な固定出力電圧により、車載要件に完全に準拠しています。さまざまな電子機器アプリケーションに対応し、設計を簡素化することができます。
