柔軟性の高い開発を可能にするマルチプロトコル対応の超低消費電力STM32WB5MMG
STM32WB5MMGは、2.4GHzコネクティビティに対応した小型の認証済みモジュールです。Bluetooth® Low Energy(LE) 5.3、Zigbee® 3.0、OpenThread、動的および静的同時モード、さらには802.15.4独自プロトコルもサポートしています。
アンテナまで完全に内蔵したSTM32WB5MMGモジュールでは、無線に関する専門知識が不要なため、設計者はプロジェクトをすばやく完成させ、開発コストを削減することができます。モジュールに対応しているプロトコル・スタックは完全にロイヤルティ・フリーです。
主な機能
- Bluetooth® Low Energy 5.3、Zigbee® 3.0、OpenThread FCC、CE ARIB、ISED、KC、UKC、およびNCC認証済み
- Matterプロトコルを実行可能
- 2Mbit/s、アドバタイズ拡張機能をサポート
- 内蔵チップ・アンテナ
- 32MHzの無線と32kHzのRTC水晶発振子を含む完全集積型BOM
- 1MB Flashメモリ、256KB SRAM
- バッテリの長寿命化を実現する超低消費電力モード
- 最大+6dBmの送信出力
- 受信感度:-96dBm(Bluetooth® LE @1Mbps) / -100dBm(802.15.4)
- 動作範囲:最大75メートル
アプリケーション例
関連情報
Bluetooth® LE 5.3、Zigbee®、またはOpenThreadデバイスをすばやく設計できるようになります。本モジュールは高度な無線通信性能を持ち、認証を受けているだけでなく、コスト構造への影響も抑えることができます。STM32WB5Mモジュールには、使いやすい無償の開発エコシステムが利用できます。
STM32WB5MM-DKディスカバリ・キットは、STM32W5MMGモジュールに対応したデモ用および開発用プラットフォームです。
本ハードウェアは、オーディオ、USB、ユーザ・ボタン、Bluetooth® LEといった機能により、さまざまなアプリケーションに対応できます。開発者はARDUINO®ボードとの接続により、特定のアプリケーションに対応させることも可能です。
STM32CubeWBは、STM32WBマイクロコントローラでアプリケーションを開発するために必要となる一般的な組込みソフトウェア・コンポーネントを提供します。
本パッケージは、STM32Cubeハードウェア抽象化レイヤとLow-Layer (LL) API、そしてBluetooth® 5.3、Mesh V1.0、Zigbee®、OpenThread®ライブラリといったミドルウェア・コンポーネント、およびSTボード上で動作する各種のサンプルで構成されています。
STM32CubeMonRFは、STM32WBベースのハードウェア・デバイスの無線性能をテストすることができるソフトウェア・ツールです。
送信 / 受信テストやパケット・エラー率(PER)測定で無線性能を確認するためのグラフィック・ディスプレイが備わっています。結果は時間軸上にプロットされ変化の様子を可視化できます。
本ツールは、OpenThread 1.3、および新しくリリースされた802.15.4スニファ・ファームウェア・ソフトウェアに対応できるようになりました。
「スマート・ホーム・デバイスはセキュアで、信頼性が高く、垣根のない円滑な相互利用が理想です。Matterなら、それらを実現できます。」
Connectivity Standards Alliance
- STのBluetooth LE製品のご紹介
- STM32WBの主な価値提案
- STM32WBのセキュリティ機能
- STM32WBモジュールとディスカバリ・ボード
- STM32WBに対応したSTM32Cube開発エコシステム:STM32CubeMX、STM32CubeMonRF、STM32CubeIDE、およびSTM32CubeProgrammer
- STM32WBのオンライン・デモ・ビデオ、リンク、および学習コンテンツの掲載場所