Teseo IIIはSTのGNSS ICラインナップの最新世代です。消費電力の低減と合わせて搬送波位相出力に対応することで車載アプリケーションにおける測位精度の向上に貢献します。
Teseo III GNSSレシーバICは、STの車載対応要件であるAEC-Q100(グレード3および2)への準拠と1PPM以下の不良率を目指す生産手法を組み合わせることで、車載マーケットで要求される高い品質とサービス・レベルを満たしています。これらの製品は、カーナビゲーション、スマート・アンテナ、車車間・路車間通信(V2X)テレマティクスなどのアプリケーションにとって、理想的なソリューションとなります。
製品のラインアップには、単独で測位を行うスタンドアロン型(SAL)や各種カスタマイズが可能なシステム・オン・チップ型(SoC)が含まれており、GPS、BeiDou、Galileo、GLONASS、QZSSといった複数の全地球航法システムに対応しています。スタンドアロン型はファームウェアが組み込まれており、信号追尾・補足、航法メッセージの復調とデータ出力が可能です。SoC型はスペアのプロセッサ・コアとメモリを活用することで、ユーザまたはサードパーティ製のプログラム・コードや特定のIPをSTのGNSSライブラリと容易かつ効率的に統合し、高度に最適化されたプラットフォームが実現できます。
どちらのソリューションにも、複数のパッケージ・オプションとメモリ・サイズを用意しています。また推測航法や補助航法に対応したセンサ・フュージョン・ファームウェアであるTESEO-DRAWが用意されています。
注目ビデオ
Teseo Draw merges GNSS signals with sensors data