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ToF測距センサ

STの第4世代FlightSense™技術が採用されたToF(Time-of-Flight)測距センサは、4mまでの64ゾーン小型距離画像を作成できるマルチゾーン対応製品です。

STのToF測距センサは、エミッタ、レシーバ、およびプロセッサを集積したオール・イン・ワンの製品で、優れたコスト効率で簡単に小型フットプリント実装が可能です。

FlightSense™ ToFセンサのメリット

  • 対象物のサイズ、色、および反射率の影響を受けずに測距可能
  • 正確かつ高速な測距
  • 実装を簡略化するオール・イン・ワン統合モジュール
  • 低消費電力
  • 完全可視域外の940nmエミッタ照明
第4世代FlightSense™技術採用

FlightSense™とは

FlightSense™は、STのToF(Time-of-Flight)技術の商標です。ToF(Time-of-Flight)の原理は、光の速さに基づいています。エミッタから放射され、対象物で反射した光子をレシーバ(SPAD:Single Photon Avalanche Diode)が検知します。

ToF(Time-of-Flight)

特許取得済みヒストグラム・アルゴリズム

ToFヒストグラム

STの特許取得済みヒストグラム・アルゴリズムは、複数の物体に対する測距を可能にし、精度の向上に貢献します。カバー・ガラスによるクロストークへの耐性や、周辺光の環境下における優れた測距性能に加え、汚れた産業環境で動作するアプリケーション向けに、カバー・ガラス汚れに対するリアルタイム補正機能が搭載されます。

  • 最大測定距離:8メートル
  • FoV(全視野角)における複数の対象物の検出 / 測距
  • 60cmを超える対象物に対するカバー・ガラス汚れ耐性

開発リソース

FlightSense™ ToF測距センサには、詳細なドキュメント、サンプル・ソース・コード、さまざまなマイクロコントローラやプロセッサと互換性があるソフトウェアAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)が付属しています。また、STM32 ODE(オープンソース開発環境)マイコンの初期化コード自動生成ツールSTM32CubeMXと互換性のあるSTM32 X-NUCLEO機能拡張ボードや拡張子基板により、アプリケーション・ソフトウェアの開発やOEM機器への物理的な統合を簡単に行うことができます。

STM32 ODE

幅広い市場およびアプリケーションに対応

STのToF測距センサは、さまざまなユース・ケースやアプリケーションを実現します。最も一般的なアプリケーションには、次のようなものがあります。

  • ロボティクスやドローン向け障害物検知
  • ジェスチャ・コントロール
  • ユーザ検知
  • 液面測定
  • 在庫管理
  • カメラのオートフォーカスのアシスト
ToFアプリケーション

ToFセンサ製品ポートフォリオ