STは、アナログ / デジタル両方の温度センサを含む製品ポートフォリオを提供しています。ともに高精度かつ低消費電力であるため、産業用機器、コンスーマ機器、携帯機器、医療用機器、生活家電製品、コンピュータなどの幅広いアプリケーションに適しています。
アナログ温度センサは、低消費電力、高い線形性を特徴とし、-55℃~+130℃、および最大200℃(非連続読出し時)の幅広い動作温度全域で、±0.5℃の高精度を誇ります。
デジタル温度センサは、低消費電力(20µA程度)を特徴としており、最大12bit、最高0.0625℃の分解能で温度をデジタル値に変換し、-55℃~+125℃の幅広い動作温度全域で高精度を維持します。
その他の機能として、アドレス選択可能な(最大8)I2C / SMBus出力、省電力のためのワンショット温度読出し機能、割込みや自動温度調節 / 比較機能用のピン、プログラム可能なヒステリシス閾値設定などがあります。STの温度センサは工場出荷時に較正済みであり、外付け部品は一切不要です。
デルタシグマA/Dコンバータ(ADC)を内蔵したSTTSシリーズは、サーバ、デスクトップPC、ノートPCなどのモバイルPCプラットフォーム、および様々な産業アプリケーションに使用されているDRAM DIMMモジュール向けに特化しています。
STの温度センサICの製品ポートフォリオには、TO-92などの挿入型から最小の6ピンUDFNパッケージ(2mm x 2mm x 0.5mm)まで、あらゆる環境および機器で使用できる幅広いパッケージ・オプションが用意されています。