高性能STM32F2シリーズ
Arm® Cortex®-M3搭載STM32F2シリーズは、STの先進的な90nmプロセス技術と革新的な適応型リアルタイム・メモリ・アクセラレータ(ART Accelerator™)およびマルチレイヤ・バス・マトリックスを採用しています。これにより、きわめて優れたコスト・パフォーマンスを実現しています。
STM32F2シリーズは、最大1MBのFlashメモリと最大128KBのSRAMおよび、イーサネットMAC、USB 2.0 HS OTG、カメラ・インタフェース、ハードウェア暗号化エンジン、および外部メモリ・インタフェースなど、豊富なペリフェラル機能を備えています。
また、STのアクセラレーション技術により、動作周波数120MHzで動作させた場合にゼロ・ウェイト・ステートでのコード実行で最大150DMIPS/ 398CoreMarkの性能を実現するとともに、消費電流を175µA/MHzというきわめて低いレベルに抑えることが可能です。
STM32F2シリーズには、LQFP-64、LQFP-100、LQFP-144、WLCSP-66(4mm x 4mm未満)、UFBGA-176、およびLQFP-176のパッケージ・オプションが用意されています。
また、完全なピン互換性、ペリフェラル機能互換性、およびソフトウェア互換性を備えた2つの製品ラインが含まれており、他のSTM32マイコンともほぼ完全なピン互換性を有しています。
- STM32F205/215:最大動作周波数120MHz/150DMIPS。最大1MBのFlashメモリと、高度なコネクティビティおよび暗号化機能を搭載。
- STM32F207/217:最大動作周波数120MHzCPU/150DMIPS。高度なコネクティビティ性能と暗号化機能を備えた最大1MBのFlashメモリを搭載。STM32F205/215にイーサネットMACとカメラ・インタフェースを追加した製品であり、より大きなパッケージにより多くのGPIOと機能を実装。