2020年以降、2輪 / 3輪向け小型内燃機エンジンでも対応が必須となるEuro5の自動車排出ガス規制（OBDII： 排出ガス浄化装置の故障診断機能搭載義務化）に対応するためAEC-Q100 車載用信頼性試験に適合した、小型EFIエンジン向けチップセットを低価格で提案します。

要求される高性能のECU / チップセットを低価格で提供し、大量に展開できるようにするという課題に対応するため、STは最適化されたECUのフォーム･ファクタとコストに応じた高集積チップセットを提供しています。

STは小型エンジン向けソリューションとして、車載用32bit Power Architecture®マイクロコントローラ「SPC572L64」と、ペリフェラルIC「L9177A」の組合せを提案します。

小型EFIエンジン･マネージメント･システム用に特別に設計されたSPC572L64には、クランクシャフトの角度位置をロックしたり追跡したりするGTM（汎用タイマ･モジュール）や、ノック･センサ信号を管理するデシメーション･フィルタなどの特定モジュールが含まれており、エンジン排気量や燃費性能に直接影響を与える正確な噴射と点火のタイミングを実現します。  

L9177Aには、診断機能やネットワーク機能用に、重要なセンサ･インタフェースから負荷アクチュエーション（ソレノイド、リレー、バルブなど）まで、EFIシステム向けのあらゆるビルディング･ブロックが搭載されています。