21 May 2018 | Geneva
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STマイクロエレクトロニクス、21回目のサステナビリティ・レポートを発行

Geneva / 21 May 2018

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、2018年度サステナビリティ(持続可能性)レポートを発行しました。今回のレポートでは、2017年にSTが達成したサステナビリティに関する成果の詳細およびハイライトとともに、STの展望と2025年に向けた目標が報告されているほか、国連グローバル・コンパクト(1) の10原則および持続可能な開発目標(SDGs)への貢献についても紹介されています。

“STの社長 兼 最高経営責任者(CEO)であるCarlo Bozottiは、次のようにコメントしています。「テクノロジーは持続的な改善の原動力です。STは、サステナビリティをあらゆる事業活動に組み込む(Embedded Sustainability)アプローチを取り入れることで、半導体が世界の多くの課題の解決に役立つと信じています。創立30周年にあたる2017年は、当社にとって事業ならびに財務の面で非常に良い年となりました。当社は、戦略的注力分野であるSmart DrivingおよびIoTにおける幅広いエンド・マーケットへ、独自の製品ポートフォリオを提供することで、持続可能かつ収益性のある成長軌道に乗ることに成功しました。また、サステナビリティ戦略の見直しも行いました。今後数年間にわたり、新しいイニシアチブを多数展開し、意欲的なプログラムと2025年に向けた目標の達成に取り組むことになります。」

2017年のサステナビリティに関するハイライトは以下の通りです。

イノベーションおよびパートナーシップ

  • イノベーションおよび将来の成長に向け、売上の約31%を研究開発および設備投資に再投資
  • 2017年末に「責任ある製品」の比率を43%に拡大
  • 産業パートナーシップおよび研究プログラムの継続的な取り組みを通じ、合計234件の研究開発パートナーシップを進めると共に、100社以上のスタートアップ企業と緊密なパートナーシップを確立することで協力フレームワークを強化

人材およびコミュニティ

  • 職場安全への取り組みを強化した結果、要記録労災発生率0.14、労災強度率の前年比25%減を達成し、業界トップクラスの地位を維持
  • 「ST Corporate Health Plan」を通じ、世界各地で7万6,000件以上の健康診断を実施
  • すべての主要な製造・設計拠点(従業員の86%に相当)において、RBA(Responsible Business Alliacne)が定める自己評価フレームワークに基づき、労働および倫理に関するサイト・リスク評価を実施すると共に、定期的なRBA第三者監査プログラムを継続的に行い、業界平均を30%近く上回るスコアを達成
  •  従業員の国籍が97カ国に及ぶ中、多様性は会社の文化において重要な役割を果たすという方針を維持し、より受容性の高い職場環境の構築に引き続き取り組むため、女性、障がい者、若い人材の登用を重視した既存プログラムを拡張
  •  17カ国の30のST拠点で、教育およびボランティア活動をサポートする335のイニシアチブを継続して実施
  • ST基金を利用してトレーニングを受けた学生が26カ国で50万人に到達し、2017年は10万人以上の学生がST基金の「Informatics and Computer Basics(情報科学とコンピュータの基礎)」クラスを受講

環境

  • CDPの持続可能な水資源管理分野のAリスト・リーダーに認定
  • 絶対エネルギー消費量を正規化値で前年比12%削減
  • 2017年末に「再生可能資源」由来エネルギーの購入比率が26%に到達
  • 廃棄物の91%以上を再利用、焼却に伴うエネルギーの回収、リサイクルのいずれかで処理することにより、2017年の環境影響評価において製造業界で最高クラスの企業としての地位を確立

2018年のサステナビリティ・レポート(2017年の実績)は、こちらからダウンロードできます。

STのサステナビリティへの取り組みの詳細については、こちらをご覧ください。

(1) 国連グローバル・コンパクトは、各企業が影響を及ぼす範囲内で、人権・労働基準・環境・腐敗防止の各領域における一連の本質的価値を受け入れ、支持し、行動することを求めています。詳細は、以下のURLでご覧ください。http://www.unglobalcompact.org/aboutthegc/thetenprinciples/index.html