11 Sep 2018 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、STM8ファミリのオープンソース・ハードウェア開発環境であるSTM8 Nucleoボードを発表

Geneva / 11 Sep 2018

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、8bitマイクロコントローラ(マイコン)であるSTM8ファミリ用の開発ボードSTM8* Nucleoを発表しました。この開発ボードには、STM32 Nucleoで実証された優れた接続性と拡張性が生かされています。

STマイクロエレクトロニクス、STM8ファミリのオープンソース・ハードウェア開発環境であるSTM8 Nucleoボードを発表

STM8 Nucleoは、数多くの開発プロジェクトを支援してきた STM32 Nucleoと同様のコンセプトで製品開発をサポートします。STM8 Nucleoは、ST morphoヘッダを介して、すべてのSTM8マイコンのI/Oに対してアクセスすることができます。また、オープン・ソースのArduino互換シールドによる広範な開発エコシステムを利用することで簡単に機能拡張ができるArduino™ Unoコネクタを搭載しています。

STM8 Nucleoは、Cosmic IDEA、IAR™ EWSTM8、STのSTVD IDEといった主要な統合開発環境に対応しています。また、プログラムをFlashメモリにドラッグ・アンド・ドロップで書き込めるなど、利便性の高い機能を備えており、設計時間の短縮が可能です。さらに、各ボードには、ST-LINKデバッガ / プログラマが搭載されているため、個別のデバッグ・プローブが不要です。

エントリ・レベルのSTM8を搭載した同開発ボードに加えて、性能、消費電力およびメモリ容量の異なるSTの広範な8bitおよび32bitマイコン・ファミリを搭載する40品種以上のNucleoボードを利用することができます。オープン・ソースのハードウェア・コミュニティとつながることで、製品開発の多様性と柔軟性が向上するほか、ハードウェアおよびソフトウェアの調整や最適化をいつでも自由に行えるため、リスク低減と製品開発期間の短縮が可能になります。

新しいNUCLEO-8S208RBボード(STM8S208マイコン(64ピン)搭載)およびNUCLEO-8L152R8ボード(STM8L152マイコン(64ピン)搭載)は現在入手可能で、単価は約10.32ドルです。

詳細については、販売代理店までお問い合わせいただくか、www.st.com/stm8nucleoをご覧ください。

*STM32およびSTM8は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。