03 Dec 2018 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、設計の簡略化と基板の小型化を可能にする柔軟性に優れたRS485トランシーバを発表

Geneva / 03 Dec 2018

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、3.3V駆動のRS485(1) トランシーバ STR485を発表しました。同製品は、データレートを高速(20Mbps)と低速(250kbps)から選択できる外部ピンを備えており、1.8Vの低電圧ロジック信号を入力できるため、柔軟性に優れた設計を行うことができます。

STマイクロエレクトロニクス、設計の簡略化と基板の小型化を可能にする柔軟性に優れたRS485トランシーバを発表

STR485は、選択可能なデータ・レートにより、近距離から最大通信距離(1200m)までのさまざまなRS485アプリケーションに対応し、設計の共通化を可能にします。また、同製品は、通信インフラ、高速データ接続、低電圧駆動のマイコンとの通信といった幅広い用途に最適です。

1.65~3.6Vのロジック信号制御用の電源ピンを備えたSTR485は、外部にレベル・シフタを必要とせず、1.8V~3.3Vの低電圧ロジック・デバイスと直接接続できます。

STR485は、 安全性と堅牢性を確保する機能を豊富に備えており、過度な電力消費の原因になるバスの競合および故障を防ぐサーマル・シャットダウンに加えて、レシーバに対する入力がアイドル状態時や短絡時にもレシーバ出力を確定するフェールセーフ・モードを搭載しています。

また、IEC 61000-4-2レベル4以上の接触放電耐圧(±8kV以上)と気中放電耐圧(±16kV以上)を持ったバス端子を搭載するほか、IEC61000-4-4で規定されたファスト・トランジェント・バーストにも準拠しています。

STR485はDFN10パッケージ(3 x 3mm)で提供され、ロジック・ピンとバス・ピンが基板設計を簡略化するフロースルー配置になっています。単価は、1000個購入時に約1.55ドルです。

詳細については、www.st.com/str485-prをご覧ください。

(1)産業用システムで普及している(物理層の)通信規格