17 Jul 2019 | Geneva

STマイクロエレクトロニクス、非接触決済および電子認証アプリケーションの安全性と利便性を向上させるデュアル・インタフェース対応セキュア・マイコンを発表

Geneva / 17 Jul 2019

STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、最新の40nm Flashメモリ・プロセスで製造され、高度なRF技術を搭載したデュアル・インタフェース対応セキュア・マイクロコントローラ(マイコン)のST31P450を発表しました。同製品は、金融機関、ID認証、交通機関、有料テレビ放送などで使用される非接触通信機器の堅牢性と性能を大幅に向上させます。

STマイクロエレクトロニクス、非接触決済および電子認証アプリケーションの安全性と利便性を向上させるデュアル・インタフェース対応セキュア・マイコンを発表

ST31P450は、実績ある32bit Arm® SecurCore® SC000™セキュア・プロセッサを採用し、ICカードおよび非接触通信技術の規格であるISO 7816とISO 14443 Type Aに準拠しています。また、MIFARE Classic®、MIFARE Plus®、およびMIFARE DESFire®を含むあらゆるMIFARE®ライブラリをサポートしています。STの40nm Flashメモリ技術は、決済用途などに向けたデュアル・インタフェース対応の超小型チップの製造や、セキュリティの強化が可能なため、安全性の向上と不正利用の防止の実現にも貢献します。

また、ST31P450は、RF性能が向上しており、信頼性の高いワイヤレス通信を使用して、より高速で簡単な非接触通信を実現できます。同製品には、低消費電力の新しい暗号化エンジンが搭載されており、消費電力を最低限に抑えつつ、RF信号強度が低い状況でも暗号処理を実行しながら優れた製品性能を確保できるほか、最適化された書込み用ファームウェアも用意されているため、簡単に事後発行処理を行うことができます。

ST31P450と、それに対応する暗号化ライブラリはともに、Common Criteria EAL5+、EMVCoおよびCUP(China UnionPay)の認証を今後数ヶ月以内に取得する予定です。

ST31P450には不揮発性メモリ(450KB)とRAM(10KB)が内蔵されています。同製品は、現在量産中です。

詳細については、ウェブサイトをご覧ください。

MMIFARE、MIFARE Classic、MIFARE Plus、およびMIFARE DESFireはNXP B.V.の登録商標であり、ライセンスに基づいて使用されます。