製品概要
概要
STSW-BNRGUIソフトウェア・パッケージは、BlueNRG-MSおよびBlueNRG-2N Bluetooth Low Energy(LE)ネットワーク・プロセッサ(Bluetooth®仕様準拠の低消費電力Bluetooth® LE IC)の機能を評価するために使用できるグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)PCアプリケーションで構成されています。また、マスタ / スレーブのロールの両方で、Bluetooth®仕様に準拠した低消費電力Bluetooth® LE ICであるBlueNRG-1、BlueNRG-2、BlueNRG-LP、およびBlueNRG-LPS Bluetooth LEシステム・オン・チップにも対応しています。
GUI PCアプリケーションは、ACIコマンドまたはACIユーティリティ・ウィンドウ経由で、選択されているデバイスに標準およびベンダ固有のHCIコマンドを送信し、同じデバイスからイベントを受信できます。コマンドとイベントは、GUIスクリプト・ウィンドウで実行されるスクリプトでも送受信できます。送信コマンドと受信イベントの一覧は、ファイルに保存した後で再ロードできます。
この一覧は、ユーザによるカスタマイズも可能で、STSW-BNRGUIスクリプト・エンジンにより実行できる簡単なテキスト・ファイルまたはpythonスクリプトとして保存できます。
Cコード・ユーティリティとして保存されているSTSW-BNRGUIでは、ヘッダおよびソース・ファイル(C言語)として、BlueNRG GUIの送受信パケット・テーブルにAPIとイベントの最新の一覧を格納することができます(ユーザのFW開発の出発点として使用可能)。ツールチェーン・プロジェクト(IAR、KEILとAtollic、該当する場合はWise-Studio)一式を生成し、これらをBlueNRG-LP、BlueNRG-LPSおよびBlueNRG-1、またBlueNRG-2 SDKソフトウェア・パッケージとBlueNRG-MS(IARのみ)SDKソフトウェア・パッケージ・フレームワークに格納することもできます。
GUI PCアプリケーションは、BlueNRG-MSスタック・イメージおよび関連するIFR設定に加え、BlueNRG-MSマザーボード上のSTM32L1xxソフトウェア・イメージをアップグレードするためのユーティリティを提供します。また、BlueNRG-1、BlueNRG-2、BlueNRG-2N、BlueNRG-LP、およびBlueNRG-LPSのハードウェア・パラメータも設定できます。STSW-BNRGUIは、クライアント側のアップグレード手順用のBluetooth LE Over-The-Air(OTA)ファームウェア・アップグレード・ツールも提供します。また、STビーコン・デバイスを設定するためのビーコン機能のほか、Bluetooth LE DTM(Direct Test Mode)コマンドを使用してトーンを送信または停止し、Bluetooth LEパケット・エラー率(PER)テストを実行するRFテスト・ウィンドウにも対応しています。
スループット・タブでは、Bluetooth LEスタックのスループット性能を評価できます。
STSW-BNRGUIソフトウェア・パッケージでは、スタンドアロン・スクリプトの起動ユーティリティも提供されます。このユーティリティでは、GUI PCアプリケーションのコンテキスト外部で、PC DOSウィンドウによりスクリプトを実行できます。GUI PCアプリケーションとスタンドアロン・スクリプトの起動ユーティリティは、BlueNRG-MS、BlueNRG-1、BlueNRG-2、BlueNRG-2N、BlueNRG-LP、およびBlueNRG-LPSのすべてのプラットフォーム・キットに対応しています。
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特徴
- グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)PCアプリケーション
- GUIツール:
- 履歴を読み込む
- 履歴を保存(csvファイル)
- テキストとして履歴を保存(txtファイル)
- スクリプトとして保存(pythonファイル)
- Cコードとして保存(ヘッダおよびソース・ファイル + IDEプロジェクト)
- Stack Updater
- IFR/device 設定
- FlashマザーボードFW
- Bluetooth Low Energy(LE)Over-The-Air(OTA)ファームウェアのアップグレード
- バージョンを取得
- 製造データを取得
- ボー・レートを設定
- GUIウィンドウ:
- ACIコマンド
- ACIユーティリティ
- スクリプト
- ビーコン
- RFテスト
- スループット
- スタンドアロン・スクリプトの起動ユーティリティ