STEVAL-LLL002V1

概要

評価キットSTEVAL-LLL002V1には、メイン･ボードのSTEVAL-LLL002M1とUSB-UARTブリッジのSTEVAL-LLL002D1が含まれています。

この評価キットは、車載用LEDドライバALED1262ZTの性能のテストおよび評価用に設計されています。

メイン･ボードのSTEVAL-LLL002M1は、LEDアレイ･ドライバのシステム評価ボードで、車載用アプリケーション向けのローカル調光と診断機能を備えています。I²Cインタフェースを介してSTM8AF6266マイクロコントローラ（マイコン）により制御される、12チャネルLEDドライバALED1262ZTをベースにしています。

4つのALED1262ZTにより、48の赤色LEDマトリクスを駆動することができます。

ボードに搭載されたDC-DCコンバータ A7986Aは、逆極性保護を使用して標準アダプタの入力電圧に対応し、ボード動作の電圧と電力を供給します。

STEVAL-LLL002V1評価キットのジャンパは、LEDオープン回路のエラー･シミュレーションを行います。また、4ピンのSWIMコネクタは、STM8AF6266マイコン･ファームウェアのデバッグや開発に使用されます。

この評価キットは、バス駆動モード（BDM）、スタンドアロン･モード（SAM）、およびGUI（グラフィカル･ユーザ･インタフェース）モードで動作可能です。

バス駆動モードでは、ボードに搭載されたプッシュ･ボタンやポテンショメータによりボードを制御します。ALED1262ZTへのコマンドは、STM8AマイコンからI²Cバス経由で送信されます。

スタンドアロン･モードでは、マイコンによる制御ではないため、OTP ½ SPDTスイッチ（SW2）を使用して2種類の出力構成を選択可能です。

GUIモードでは、ボードがUSB-UARTブリッジを介してPCに接続されます。GUIを通してドライバのさまざまな機能をモニタ / 制御することができます。