STの赤外線センサ(IRセンサ)は、視野角内にある物体の赤外線放射を測定することで、物体の動きを正確に検知したり人の存在を感知したりできます。
赤外線ベースのセンサをサポートする技術にはさまざまなものがありますが、STでは、人や物体の存在や動きを高精度かつ低消費電力で検知し、デジタル出力するTMOS IRセンサ・ソリューションを提供しています。
TMOS IRセンサ・アプリケーション
STのTMOS IRセンサでは、周辺の人や物体の存在/不在や動きを検知する幅広いユース・ケースを実現できます。
- Smart Home / Smart Building
- 存在検出 / 動体検知
- 存在検出 / 動体検知
- 省エネルギー
- 存在検出 / 動体検知
- 省エネルギー
- 存在検出 / 動体検知
- 省エネルギー
TMOS IRセンサの概要と動作
TMOSはThermal(熱)MOSの略語です。本センサは、CMOS-SOIプロセスの独自テクノロジーを使用して製造されています。TMOSは、視野角(FoV)にある物体から放射される赤外線を検知するものです。放射された赤外線は、STの最新のMEMSテクノロジーによって開発されたMEMS熱絶縁ゲートに到達します。
赤外線センサのタイプ
STの赤外線感知テクノロジーは、熱絶縁されたMOSトランジスタ・アレイを採用しています。赤外線がゲートに到達すると、MOSトランジスタにバイアスがかかり、物体や人の温度を数メートル離れた場所から感知できるようになります。この革新的なテクノロジーは、焦電型赤外線センサ(PIR)などの既知の競合テクノロジーと比べて感度が非常に高く、動いていない対象を感知する能力も優れているため、システム設計者にとって多くのメリットがあります。そのため、新しい用途を可能にするだけでなく、既存システムのコストを大幅に削減できます。たとえば、フレネルレンズなどの赤外線濃縮器を不要にします。
STのTMOS IRセンサの主なメリット
- 静止中または動いている物体の存在を検知
- 4メートル未満の距離にある物体の検知にフレネルレンズが不要
- 組込みSMARTアルゴリズムによる低消費電力
- 小型パッケージ
- デジタル・インタフェース
注目ビデオ
Learn about the two complementary presence-detection sensor technologies from ST: Thermal-MOS and Time-of-Flight, aimed at making your devices more intelligent and power efficient.