STM32F405/415ラインは、最大動作周波数168MHzのCortex™-M4コア(浮動小数点ユニット付き)を採用。内蔵メモリ、および豊富な周辺回路を高度に集積し4 x 4.2 mmの小型パッケージに収めており、医療用機器、産業用機器、およびコンシューマ・アプリケーションに最適な製品です。
性能:168MHzで動作するSTM32F405/415は最高210 DMIPS/566 CoreMarkの性能を発揮します(内蔵Flashメモリからの命令実行時。ST独自のART Acceleratorにより、ゼロウェイト・ステートでFlashメモリアクセスを実行)。更に、DSP命令セットと浮動小数点演算ユニットにより、様々なアプリケーションで要求される高度な演算処理性能を提供します。
電力効率:STの90nmプロセス、ART Accelerator、およびおよびダイナミック・パワー・スケーリングにより、Flashメモリから実行した場合の電流消費は168MHzでわずか238µA/MHzです。
充実のコネクティビティ、および革新的な周辺機能
- 2 x USB OTG(1系統はHSをサポート)
- オーディオ:専用オーディオPLLおよび2系統の全二重I²S
- 最大15個の通信インタフェース(6 x USART [最大10.5 Mbit/s]、3 x SPI [最大42 Mbit/s]、3 x I²C、2 x CAN、SDIO)
- アナログ:2 x 12bit DAC、3 x 12bit ADC(最高2.4 MSPSまたはインタリーブ・モードで7.2 MSPS)
- 最大17個のタイマ:最高速度168 MHzで動作する16bitタイマおよび32bitタイマ
- Compact Flash、SRAM、PSRAM、NOR、およびNANDの各メモリをサポートするフレキシブル・スタティック・メモリ・コントローラ (FSMC)
- アナログ式真乱数生成器
- STM32F415は、AES 128、AES 192、AES 256、Triple DES、およびハッシュ(MD5、SHA-1)でハードウェア・アクセラレーションを実現する暗号/ハッシュ・プロセッサを搭載
高集積化:STM32F405/415ラインは、512KB(WLCSP90パッケージのみ)~1MBのFlashメモリ、192KBのSRAMを搭載し64~144ピンの4 x 4.2 mmのパッケージで提供されます。