STM32MP157は、デュアル・コアArm® Cortex®-A7(最大動作周波数800MHz)とArm® Cortex®-M4(最大動作周波数209MHz)をベースとした柔軟性の高いアーキテクチャが特徴のマイクロプロセッサで、専用の3Dグラフィック処理ユニット(GPU)、MIPI-DSIディスプレイ・インタフェース、CAN FDインタフェースなどを備えています。
STM32MP157ラインは、LCD-TFTディスプレイ・コントローラに加え、3Dグラフィック処理ユニット(GPU)、MIPI DSIディスプレイ・インタフェース、CAN FD、10/100MまたはGbit Ethernet、3x USB 2.0 Host/OTG、高度アナログなどを備えています。
また、真乱数発生器(TRNG)、ハードウェア暗号化アクセラレータおよびハッシュ・プロセッサに加え、セキュリティ機能にはセキュア・ブート、TrustZone®ペリフェラル、およびアクティブ・タンパ検出機能が含まれています。
STは、この初めてのSTM32マイクロプロセッサ・シリーズにより、柔軟性の高いアーキテクチャと実績ある開発エコシステムの拡張を実現しています。
STM32MP157 3D OpenGL ES 2.0グラフィック・エンジンは、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)、メニュー表示、アニメーションなどのアプリケーションで3Dグラフィックスを高速化できるように設計されています。また、Android™(パートナー製)とLinux®の組込み開発プラットフォームをサポートする業界標準APIに最適化されたソフトウェア・スタックと連携することができます。
アプリケーション
STM32MP1シリーズは、広範囲のアプリケーションを対象とする汎用および複数市場向けマイクロプロセッサです。
製品タイプ
STM32MP157ラインは4種類のパッケージで提供されており、コスト効率の高いPCBアーキテクチャで入手可能です。