STの共振コントローラ・ファミリには、あらゆる負荷条件で高い効率とノイズ耐性(0 Vスイッチング動作)を発揮するように設計された、ダブルエンド型(ハーフブリッジ)トポロジ向けの1次側コントローラがラインナップされています。
STの第1世代の共振コントローラであるL6598は、2つのパワーMOSFETを直接駆動するHVハーフブリッジ・ドライバを実装し、ソフト・スタート時間と最小動作周波数を設定するための専用タイミング・セクションを持ったICです。
STの第2および第3世代の共振コントローラであるL6599とL6599Aは、さらに高いスイッチング周波数(500 kHzまで)で動作し、低負荷動作時の消費電力を減らすためのバーストモード動作、PFCコントローラと直接接続するための専用ピンの他、2レベルOCP(周波数シフトおよびラッチ・シャットダウン)、電圧低下保護、ラッチ・ディセーブル入力などの改良された保護機能などが追加されています。これらのコントローラは、LCD TVやオールインワンPC、高電力のLED照明、およびAC-DCアダプタ(90 W超)で広く使用されています。
STNRG011およびSTNRG012は、PFCマルチモード制御と共振制御を組み込み、フル・セットの保護機能、高電圧回路、および小型で堅牢なドライバを備えた、クラス最高峰の低消費電力ソリューションで、デジタル電源のプログラマビリティとモニタリング機能を備えています。
STNRG328Sは、スイッチド・タンク・コンバータ(STC)およびハイブリッド・スイッチド・タンク・コンバータ(HSTC)トポロジ向けのデジタル・コントローラです。
ST-ONEは、新しいアクティブ・クランプ・フライバック・トポロジ設計に合わせて最適化されたデジタル・コントローラです。65Wを超える高出力と、先進的な擬似共振フライバック制御で、他のトポロジより高い効率を実現します。Arm® Cortex®-M0+コアをベースにしたプログラム可能なオフライン電源コントローラ、高電圧起動回路、2次側同期整流コントローラ、およびUSB Power Delivery(USB PD)回路を1つのパッケージに搭載しています。