膨大な数の機器から発信されるデータを受信できるグローバル・ネットワークを実現するSigfoxは、IoT向けコネクティビティで世界をけん引するプロバイダです。Sigfoxは、世界中のIoT機器から送信されるきわめて微弱な信号を受信し、環境発電で十分に供給できる少ない電力でデータを伝送します。
Sigfoxの特徴
- 低消費電力:ST独自の通信ソリューションがデバイス / クラウド間の接続に要する電力を最小限に抑えます。通信を簡略化することで、きわめて低い消費電力を実現します。将来的にIoT機器自体が電力を生成し、バッテリの交換や再充電が不要となる可能性もあります。
- 低コスト:シンプルな接続方法により、きわめてコスト競争力の高い接続料金で提供されます。加えて、きわめてシンプルかつコスト効率の高い通信モジュールを実現します。
- 併用ソリューション: Sigfoxは、Bluetooth®やGPS、2G / 3G / 4GおよびWi-Fiといった他の通信ソリューションを組み合わせることで、アプリケーションの拡張性と操作性を大幅に強化することができます。
Sigfoxは、低コストかつ低消費電力の長距離通信ソリューションで、複数の産業およびコンスーマ向けアプリケーションに対応しています。グローバルLPWAネットワークと専門技術を有するパートナー企業の充実した開発エコシステムにより、Sigfoxは導入後すぐに使用できるセキュアな双方向通信サービスを提供し、IoTの可能性を最大限に広げます。また、センサや機器からのデータを規格に基づくAPIを使って収集する標準的な方法を提供します。さらに、バッテリ寿命を飛躍的に延長したグローバルなユビキタス接続をきわめて低いコストで実現することで、従来のセルラーM2M接続を補完します。
STは、高性能超低消費電力無線トランシーバ「S2-LP」と、STM32WLワイヤレス・マイクロコントローラを中心に構築された包括的なSigfoxエコシステムを提供しています。そのため、Sigfox開発キットを使用してすぐに開発を開始することができます。また、開発期間の短縮とコスト削減に貢献する豊富な評価ボード、ソフトウェア、ファームウェア、アプリケーション・ノート、も提供しています。