住宅やビルのスマート化は、生活環境や労働環境の管理を居住者中心にすることを意味します。 このパラダイム・シフトの実現には、身の回りにある電子部品のセンシング・インテリジェンスの強化が必要です。 その意味で、在室検出は照明アプリケーションや冷暖房空調アプリケーションのスマート化と効率化に新たな可能性を開きます。
アプローチ
- カメラ・モジュール(B-CAMS-OMV)を使用してシーンをキャプチャし、96 x 96ピクセルに縮小しました。
- 人検出の管理には、Google Visual Wake Wordからの学習済みNNモデルを選択しました。
- このモデルは、すでにファンクション・パックFP-AI-VISION1(
STM32H747ディスカバリ・キット用)に統合されています。
- このモデルはSTM32Cube.AIを使用して最適化されています。
センサ
データ
データ形式
2クラス:人がいる / 人がいない
96 x 96カラー画像(MobileNet v1 0.25の場合)
128 x 128カラー画像(MobileNet v2 0.35の場合)
結果
モデル: 量子化されたMobileNet v1 0.25
入力サイズ:96 x 96 x 3
メモリフットプリント: ウエイト用
214 KB フラッシュ アクティベーション用
40 KB RAM精度:85%(Cocoサブセット・データセットに対して)
STM32H747* @ 400 MHz でのパフォーマンス推論時間:
36 msフレームレート:
28 fpsモデル: 量子化されたMobileNet v2 0.35
入力サイズ:128 x 128 x 3
メモリ・フットプリント使用Flashメモリ402KB(重みデータ)
使用RAM:224KB(アクティベーション・バッファ)
精度:91%(Cocoサブセット・データセットに対して)
STM32H747* @ 400 MHz でのパフォーマンス推論時間:
110 msフレームレート:
9 fps* STM32CubeAI 7.1.0ベースのFP-AI-VISION1 3.1.0を使用して測定