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単相入力PFCコンバータ

力率補正は、入力電流を可能な限り正弦波に近づけることで、高調波歪みとそれに伴う損失を低減し、AC回路の力率を1に近づけるための技術です。  単相の力率改善回路は、比較的大電力のスイッチング電源(SMPS)のフロントエンドに配置されます。この回路は、特定の要件を満たしたさまざまな設計トポロジで利用することができます。高い電力密度を実現するには、複数の小さなインタリーブ段を持つインタリーブ・アーキテクチャが有効です。また、ブリッジレス・トポロジの実装によって、力率改善回路(PFC)とフロントエンド整流器の全体効率をさらに高めるとともに、ライン電流経路内の半導体デバイス数を最小限に抑えて、導通損失を低減することもできます。

製品 & ソリューション

STのPFCコントローラは、最もシンプルなブースト・ベースの実装から、インタリーブ・トポロジやブリッジレス・トポロジに対応する、より高度なデジタル・コントローラまで幅広くサポートしています。これらのデバイスは、出力過電圧、ブラウンアウト、フィードバック切断、およびブースト・インダクタ飽和などに対して必要な保護機能をすべて内蔵することで、堅牢かつ高効率なPFC段の設計をサポートします。また、パワーMOSFETやIGBT、ダイオード(シリコン・カーバイド〔SiC〕技術によるものを含む)、絶縁型 / 非絶縁型ゲート・ドライバ、各種ハードウェア / ソフトウェア評価および開発用ツールを提供しています。