製品概要
概要
STM32CubeMonitor-RF(STM32CubeMonRF)は、Bluetooth® Low Energy(LE)および802.15.4テクノロジー上で、STM32WBをベースとするハードウェア・デバイスの無線性能を試験できるソフトウェア・ツールです。送信 / 受信テストやパケット・エラー率(PER)測定で無線性能を確認するためのグラフィック・ディスプレイが備わっています。結果は時間軸上にプロットされ変化の様子を可視化できます。
STM32CubeMonitor-RFは、STM32WBデバイスが対応している各種RFプロトコルを学習し、テスト・スクリプトを構築するために使用することができます。また、プロトコル・シーケンスを手動で試験できるパラメータ記述を含むコマンドの動的リストを提供します。ユーザは、コードをまったく書かなくてもコマンド・シーケンスを試験できます。
OpenThreadターミナル・ウィンドウでは、コマンド・ラインを使用して直感的に使用できます。ユーザは、コマンドを直接入力するかグラフィカル・インタフェースを使用して、コマンドを構築し、パラメータを設定することができます。STM32CubeMonitor-RFは、STM32WBボードを使用して、無線で802.15.4フレームを取り込んだ後、データをWireshark™ツールに転送し、デバイス間の交換情報をデコードすることができます。
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特徴
- STM32WBシリーズのマイクロコントローラ・アプリケーションの無線試験が可能
- Bluetooth® LEおよび802.15.4内蔵無線トランシーバを搭載したSTM32WBシリーズのマイクロコントローラに対応
- STM32WBシリーズのマイクロコントローラを使用して、STのリファレンス・ボードなどのユーザ開発アプリケーションに、UARTまたはUSB経由で接続可能
- Bluetooth® Low Energy:
HCIコマンド送信 ステータス読出し DTM(Direct Test Mode)コマンド対応 リモート・デバイスBluetooth表示 リモート・デバイスBluetooth操作 静的および動的ビーコン設定 Over-The-Air(OTA)ファイル転送の管理とソフトウェア・アップデートのセキュリティ確保 - OpenThread:
CLIコマンド送信 ステータス読出し 標準化されたOpenThreadコマンドの動的リストを提供 ネットワーク・エクスプローラがThread内のデバイス間の接続をグラフィカルに表示 STM32WBシリーズのマイクロコントローラを802.15.4スニファとして使用し、データを取り込んでWireshark™でデコード - テスト・シーケンスの自動実行用のバッチ・ファイル、マクロ・レコード、ループ、および変数
- マルチOS対応:Windows® / Linux® / macOS®