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ZigBee

ZigBee®は、IEEE 802.15.4をベースにZigbee Allianceによって開発された無線通信プロトコルです。低消費電力や優れた信頼性と相互運用性を特徴とし、ノイズの多いRF環境において高いイミュニティを示します。ZigBee PRO認証は、スマート・オブジェクトの相互運用性を実現することで、さまざまなベンダのIoT機器が連携できるようにします。 STは、ZigBee AllianceおよびZigBee Alliance Member Group China(ZMGC)の理事会メンバーとして、ZigBeeソリューションの発展における重要な役割を果たしています。 IEEE 802.15.4はIEEE 802.15ワーキング・グループが管理する技術規格です。物理層を定義することで、ZigBeeをはじめとする各種プロトコルの基盤として機能するMAC層の汎用規格を提供します。 STの2.4GHz無線トランシーバを搭載したSTM32WBワイヤレス・マイクロコントローラは、ZigBee PRO 2017ソフトウェア・スタックを含む、認証済みの堅牢かつ包括的な開発環境を無償で提供しています。 続きを読む

STのZigBee認証済みソリューション

ZigBee 3.0クラスタはスマート・ホームやビル・オートメーション、医療機器のデータ収集など、低消費電力と低帯域幅が求められる小規模無線ネットワークを用いたアプリケーションに最適です。  ZigBee PROおよびZigBee 3.0 ZCLは、認証プロセスの簡略化と開発コストの削減に貢献します。 

STM32WBシリーズ向けのZigBeeソリューションは、実績のあるZigBee PRO 2017プロトコル・スタックをベースにしており、46のZigBee 3.0クラスタをサポートしています。これにより、IoT機器開発を簡略化し、より迅速な設計に貢献します。   また、従来のZigBeeスタックを採用している設計者向けに、既存製品に向けた21のクラスタがサポートされています。そのため、採用企業の製品ポートフォリオの継続性を保証しています。 

STM32WBシリーズは、さまざまな設定の機器に柔軟に対応するための機能を提供する認証済みプラットフォームです。FFD(Full Feature Device)とRFD(Reduced Feature Device)の2つの設定が用意されているため、機器のサイズやOTA(Over-The-Air)機能において高い柔軟性を提供します。  また、STM32WBシリーズは、グリーン・パワーに対応しているため、バッテリの有無を問わずさまざまなアプリケーションに適しています。  

加えて、ZigBee AllianceによるSmart Energy 1.4との互換性があるため、スマート・メータをはじめとする電力管理やエネルギー管理アプリケーションを簡単に実装することが可能です。  

STM32WBシリーズは、QFN、WLCSP(ウェハ・レベル・チップ・スケール・パッケージ)や認証済みのLGAモジュールなどを含む幅広いパッケージ・オプションで提供されており、すべての製品がSTM32Cube開発エコシステムによりサポートされています。