製品概要
概要
STM32Cubeファンクション・パックであるFP-ATR-SIGFOX1は、環境センサやGNSSセンサからのデータ収集や、Sigfoxコネクティビティを通じて収集したデータの送信を行うことができます。
メッセージの送信は、ユーザ・ボタン、タイマ・イベント、環境値に対するしきい値超過イベント、または搭載された加速度センサによる動作検出を通じてトリガされます。
しきい値はST Asset Trackingアプリを使用して設定し、Bluetooth®コネクティビティによりファームウェアに送信可能です。
FP-ATR-SIGFOX1は、ローパワー・プロファイルと関連するトランジションが実装されているため、長いバッテリ独立性を実現しています。
特にアセット・トラッキング・アプリケーションの開発を目的としたファンクション・パックとして、STM32マイクロコントローラ(マイコン)やその他のSTデバイスと共に利用することが推奨されています。GNSS位置情報に加え、デバイス位置情報がSigfoxインフラストラクチャから提供されます。
FP-ATR-SIGFOX1はSTM32マイコン上で動作し、S2-LP超低消費電力RFトランシーバ、Bluetooth(R) Low Energyモジュール、モーション・センサ、環境センサ、GNSSの各センサ向けのドライバを搭載しています。
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特徴
- IoTノードをSigfoxネットワークに接続し、環境センサやGNSSの測位データを送信するための完全なファームウェア
- S2-LP高性能超低消費電力RFトランシーバ用ドライバ
- 加速度センサによるウェイクアップ、チルトおよび方向検知
- X-CUBE-SFXS2LP1ソフトウェア・パッケージのSigfoxコネクティビティおよびX-CUBE-BLE1ソフトウェア・パッケージのBluetoothコネクティビティをサポートするミドルウェア・ライブラリ
- GNSS位置情報、およびSigfoxインフラストラクチャから提供されるデバイス位置情報サービス
- Bluetoothコネクティビティを通じてファームウェア設定をサポートするST Asset Trackingクライアント・アプリケーションとの互換性
- X-NUCLEO-S2868A1またはX-NUCLEO-S2868A2、X-NUCLEO-S2915A1、X-NUCLEO-IDB05A1、X-NUCLEO-IKS01A2またはX-NUCLEO-IKS01A3、X-NUCLEO-GNSS1A1の各機能拡張ボードに利用可能な実装サンプル(これらの拡張ボードはNUCLEO-L073RZおよびNUCLEO-L476RGに接続可能)
- STM32Cubeエコシステムにより、STM32ファミリのマイコン間で簡単に移植可能
- 自由かつユーザ・フレンドリなライセンス条項