ソリューション概要
ファームウェアのアップグレードや新機能の展開などによるデバイス・マネージメントはもちろんのこと、多くのセンサやIoTノードから流れ込んでくるすべてのデータを管理することは難しい場合があります。
しかし、このような問題は、ノードが中央のクラウド・サービスと直接通信できれば、はるかにうまく処理することができ、すべてのデータを迅速かつリアルタイムに分析し、企業は最大限の利益を得ることができます。
このソリューションは、スマート・コネクテッドな低消費電力デバイスの実現をサポートします。AWSクラウド・サーバとの低消費電力通信や、標準的なFirmware Over The Air(FOTA)アップデートを含むAWSクラウド・サーバのネイティブ・サービスを活用し、多様なアプリケーションを開発できます。
このソリューションは、STM32L4+マイクロコントローラと、ST MEMSセンサの豊富な選択肢(検出や環境認識用など)および低消費電力なマルチリンク通信(Bluetooth® Low Energy、Sub-GHz)をベースにしています。
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搭載製品の特徴
STM32L4S5VIT6: 超低消費電力マイコン
超低消費電力のArm® Cortex®-M4マイコン。2MB Flash、640KB RAM、デジタルおよびアナログのペリフェラル、ハードウェア暗号化アクセラレータを内蔵しています。
X-CUBE-AWS: AWS IoTソフトウェア・ライブラリ
STM32Cube用AWS IoTソフトウェア拡張。これはFreeRTOS™の認定済みポートを提供します。これにより、マルチアカウント登録、接続、サブスクライブとパブリッシュ、ジョブ、Over-The-Air FirmwareアップデートなどのAWSのネイティブ・サービスが有効になります。
STSAFE-A110: ソフトウェアを認証するためのセキュア・エレメント
マイコンのブート・プロセス時、AWS IoT Core™サーバに対するTLSデバイスの認証時、Over-The-Air(OTA)アップデートのファームウェア・イメージの整合性と信頼性の検証時に使用されるセキュア・エレメントです。これはセキュア・エレメントがAWS IoT Core™マルチアカウント登録機能でプロビジョニングされた証明書を活用します。
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All Features
STM32L4+シリーズによる超低消費電力ソリューション
セキュア・エレメント「STSAFE-A110」による内蔵ハードウェア・セキュリティ
マルチリンク・ワイヤレス通信: Wi-Fiモジュール、Bluetooth® 4.1モジュール(SPBTLE-RF)、ダイナミックNFCタグ
FreeRTOS™の認定済みポート、STM32Cube開発エコシステムに完全に統合され、Amazon Web Services(AWS)に接続可能
標準的なFirmware Over The Air(FOTA)タスクを含むAWSネイティブ・サービスのサポート
ST MEMSセンサの豊富な選択肢(検出や環境認識用など)