製品概要
概要
EVLSPIN32G4-ACTは、次世代スマート・アクチュエータ実装用のリファレンス設計です。VFQFPNパッケージ(9mm x 9mm)内に3つの高性能ハーフ・ブリッジ・ゲート・ドライバとプログラム可能な豊富な機能、そしてミックスド・シグナルSTM32G431マイクロコントローラを内蔵したシステム・イン・パッケージであるSTSPIN32G4をベースとしています。
このボードはきわめて小型(62mm x 50mm)で、最大5 Armsの出力電流と最大48Vの電源入力、合計電力250Wの3相ブラシレスモータを駆動できるように設計されています。パワー・ステージで、過熱、過電圧、過電流が発生していないか監視することができます。3シャントまたは1シャント・トポロジを、モータ巻線電流のセンシングで選択できます。このボードは、FOCおよび6ステップ制御アルゴリズムに対応しており、センサレス・モードだけでなく、ホール・センサや90度位相差のエンコーダを使用するセンサベースのモードでも動作できます。
STWIN.box開発キットやソフトウェアとファームウェアが一体となったエコシステムとの円滑なインタフェースによって、モータ・インバータは、有線 / 無線コネクティビティ機能(RS485、UART、USB、CAN、Bluetooth® Low Energy、Wi-Fi、NFC)、多数の慣性センサと環境センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ、傾斜計、地磁気センサ、湿度、温度、圧力)、およびオンボードのデータ・ストレージ(microSD™カード)とともに、EVLSPIN32G4-ACT上で、IoT、状態監視、予知保全などの最新のモータ制御ソリューション向けに最適な選択肢を提供します。
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特徴
- 出力電流が最大5 Armsで過電流状態に対する保護を備えたSTL60N10F7パワーMOSFETをベースとするパワー・ステージ
- 専用の監視機能を備えた10V~48Vのバス電圧
- STSPIN32G431マイコンを搭載したSTSPIN32G4高性能3相モータ・コントローラ
- 内蔵のオペアンプを使用した3シャントまたは1シャント差動電流センシング
- デジタル・ホール・センサまたはインクリメンタル90度位相差エンコーダによる速度 / 位置フィードバックへの入力
- CANバス対応
- パワー・ステージの温度監視用のNTCセンサ
- STWIN.boxおよび外部センサ・ボードとのインタフェース