再生可能エネルギー 47% 風力タービンから
供給される
STブスクラ工場の
年間消費電力
省エネルギー 4,500 STルッセ工場の
年間省電力量(MWh)
リサイクル 98% STカランバ工場の廃棄物再利用/
リサイクル率
STは、製造活動が環境に
及ぼす影響の軽減に
取組んでいます。
STは、温室効果ガス(GHG)排出の管理、エネルギー / 水 / 化学物質消費量の削減、廃棄物のリサイクルを通じて、製造活動が天然資源に及ぼす影響の軽減に取組んでいます。
ブスクラ(モロッコ)
STのブスクラ工場(モロッコ)では、再生可能エネルギーの利用拡大に向けた取組みの一環として、12基の風力タービンによって発電される電力を購入・利用する契約を締結しています。これらのタービンは、ブスクラ工場における2023年の年間消費電力の47%を供給し、約31,000メートル・トンのCO2排出量削減に貢献しました。2022年、同工場は太陽光発電パネルを備えた4,000m2の駐車場を拡張し、3,100m2の太陽光発電パネルを追加設置しました。この設備により、2023年は1.9GWhを超える電力を発電し、同工場のクリーンルームで使用する電力の一部を供給しています。
カランバ(フィリピン)
STの廃棄物管理戦略は、削減、再利用、リサイクル、廃絶、および処理に基づいています。 カランバ工場では、「水曜日ゴミゼロ運動」、ゴミ箱の色分け、電気・電子機器のリサイクル、固体材料廃棄物回収倉庫など、さまざまなプログラムを実施しています。 これらの取組みの結果、埋立廃棄物ゼロ(ZWTL)認証を取得したほか、2022年に廃棄物再利用 / リサイクル率98%を達成しました。
ルッセ(フランス)
2022年、STのルッセ工場ではDalkia社による革新的なエネルギー効率化システムの運用を開始しました。 このシステムは、寒い日の外気を利用して製造設備を冷却することで冷却装置の使用を減らします。外気によるフリー・クーリング・システムは、20%(年間最大4,500MWh)のエネルギー消費量削減につながり、STが掲げる2027年までのカーボン・ニュートラル実現目標の達成に貢献します。
キルコップ(マルタ)
STのキルコップ工場では、重金属の処理に向けた独創的かつ画期的なプロジェクトが進められています。ファイトレメディエーションを利用した重金属を含むめっき廃水処理の効果・効率を研究するプログラムをアレッサンドリア大学(イタリア)と共同で行っています。この処理方法では、植物の根から重金属を吸収することで廃水を浄化します。成功を通じて、他の製造拠点への展開も期待されています。