不揮発性メモリでデータ整合性を保護する方法

データの信頼性を確保するためにページEEPROMが提供するセーフティ･ネットとスマート･フラグ

高速なアプリケーション･ウェイクアップと優れたデバイス監視

• アプリケーション立上げ時には、ページEEPROMのパワーアップ･フラグにより、メモリ･ウェイクアップを適切に確認できます。このフラグは、メモリが動作可能になるタイミングを知らせるものです。
• ページEEPROMで動作が確実に実行された後、シャットダウンを適切に行うために、ステータス･フラグのプログラム / 消去を確認できます。この機能は、以前実行された動作（ページ、セクター、ブロック、またはチップ消去、ページ･プログラムやページ書込み動作）が、エラーなしで完了したことを確認できます。

正確なエラー検出によるデータ整合性の確保

データの整合性は、不揮発性メモリ（NVM）に依存するアプリケーションで重要です。ソフトウェアのアルゴリズムと冗長性は、良好なデータ品質を確保するために必要ですが、データの量が重要な場合には特に、これらは複雑になります。データの信頼性を確保するために、ページEEPROMには、ユーザからはトランスペアレントなECC（エラー訂正コード）が組み込まれています。ECCは、シングルまたはダブル･ビット･エラーを修正したり、トリプル･ビット･エラーを検出したりできます。

ページEEPROMは、2つのECC訂正フラグと1つの検出フラグにより、データ管理を簡素化し、アプリケーションの信頼性を向上させます。

データ破損を防ぐセーフティ･ネット

ページEEPROMに組み込まれたこの機能は、データを保護します。機密データの場合、ブロック保護機能を使用して、メモリ領域を読取り専用として設定することができます（64KB～4MB）。保護領域フラグは、保護されたメモリ領域に対して修正動作が試みられたかどうかを示します。これにより、機密データの安全性と信頼性が確保されます。

一連のセーフティ･フラグにより、ページEEPROMはアプリケーションの信頼性を向上させ、データを保護し、製品の監視を簡素化します。その結果、ページEEPROMは、アプリケーションの意思決定プロセスを簡素化し、堅牢化することができます。