I/Oモジュール
IO-Linkモジュール
PLC制御ユニット
ヒューマン・マシン・インタフェース
フィールドバス & 産業用イーサネット
処理性能、速度、統合
ファクトリ・オートメーションの複雑化や進化に伴い、オートメーション・システムのニーズが急速に高まっています。入出力経由で交換する必要のあるデータ量は増大し、その他の機能のインタフェースやCPUサイクルの短縮化が期待されています。また、システムが十分に同期され、確定性の高い方法で動作することが求められています。
データ交換と通信は、遅延時間を低減しジッタを最小化した状態で、リアルタイムに実行されます。そのため、処理性能やコネクティビティ・アーキテクチャおよび実装方法に対する要件が高まっています。多くの工場は、粉塵、湿度、化学薬品などの汚染だけでなく、電磁場、ノイズ、その他の障害に関してきわめて苛酷な環境に置かれています。
こうした厳しい環境条件や障害に対し、きわめて高い耐性を持ち、長い期間を通して高い信頼性で稼働するアプリケーションが必要です。PLC設計においては、長期にわたる稼働期間、高い安全性およびセキュリティの実現が課題となります。
製品 & ソリューション
STは、32bitマイクロコントローラ / マイクロプロセッサSTM32ファミリの幅広い製品ラインナップと、EEPROM、RTC、スーパーバイザといった必須の付随デバイス、ならびにクラウド接続時のシステム・セキュリティを確保する専用の製品を提供しています。
入出力モジュールは、STのきわめて堅牢な電流制限終端素子(CLT)を活用して消費電力を大幅に削減し、インテリジェント・パワー・スイッチ(IPS)を活用して信頼性の高い産業機器負荷の駆動を実現できるため、安全規格(SIL)への準拠が可能です。また、高度な耐性を提供するガルバニック絶縁を内蔵し、非常にコンパクトな設計になっています。新しいオペアンプ、電流センシング・チップやコンパレータによって、アナログ・ペリフェラルのシグナル·コンディショニングに対応可能です。
また、パワー・マネージメントICを使用して、さまざまなアプリケーション・ブロックの電源回路を開発することができます。過渡電圧サプレッサ(TVS)やその他のプロテクション・デバイスは、正確な要件に沿って調整された高度な保護機能を提供します。PLCには、ファクトリ・オートメーション・システムへの統合を実現するための通信インタフェースが不可欠です。STは、さまざまなフィールドバスを介した有線 / 無線通信テクノロジー両方のソリューションを提供しています。