STのパラレル・リアルタイム・クロックICはタイムキーパとも呼ばれます。最大256KbのSRAMとバイトワイド・インタフェース、さらに水晶ベースのきわめて消費電力の小さい発振器(クロック/カレンダ回路を搭載)を統合することで、リアルタイムのデータを提供します。
これらの先進的なリアルタイム・クロックは、プログラマブル・アラーム、ウォッチドッグ・タイマ、システム・リセット出力、バッテリ残量警告フラグなどの付加機能を備えています。
アプリケーション:
製品タイプ
スルーホール・パッケージ(CAPHAT)の製品はバッテリと水晶発振子を内蔵していますが、SOICパッケージの製品はSTのSNAPHAT取外し可能トップによってバッテリと水晶発振子に接続します。
主な機能
M48T201VおよびM48T201Yデバイスは、外付けの標準的な低消費電力SRAMデバイスを不揮発性メモリ(NVRAM)として使用できるようにする監視機能を備えています。容量1Mb~16Mbの外付け低消費電力SRAMに対する制御およびバッテリ・バックアップ(切換え)機能を提供し、最長で10年のデータ保持を可能にします。また、リアルタイム・クロック(RTC)、プログラマブル・アラーム、ウォッチドッグ・タイマ、矩形波出力の機能も備えています。
16個のTIMEKEEPERS®レジスタが、年、月、日、曜日、時、分、秒、キャリブレーション、アラーム、センチュリ、ウォッチドッグ、および矩形波出力データを提供します。
メリット
- どちらのデバイスも、スマート電源障害検出回路を備えています。
- 制御回路は、単一VCC電源に許容範囲からの逸脱が生じていないかを常時監視します。
- VCCが許容範囲から逸脱している場合は、回路書込みによりSRAMを保護し、低VCCによって引き起こされる予測不能なシステム動作中に高度なデータ・セキュリティを確保します。VCCがバッテリ・バックアップ・スイッチオーバー電圧(VSO)を下回ると、制御回路がバッテリに接続し、適切な電圧に復帰するまでデータとクロック動作を維持します。