IIS3DWB

概要

IIS3DWBは、超広帯域、フラットな周波数特性、および低ノイズを特徴とする3軸デジタル振動センサを搭載したシステム･イン･パッケージです。広帯域、低ノイズ、優れた安定性と再現性に加え、広い動作温度範囲（最高+105℃）を持つため、産業アプリケーションにおける振動モニタリングに最適です。

IIS3DWBは、デジタル出力およびFIFOや割込みなど組込みのデジタル機能を備え、低消費電力で高い性能を発揮するため、バッテリ駆動の産業用ワイヤレス･センサ･ノードに最適な製品です。

最大測定範囲は±2g / ± 4g / ± 8g / ± 16gから選択可能で、最大6kHzの帯域幅（26.7kHzの出力データレート）で加速度を測定することができます。また、3KBのFIFOバッファが集積されているため、データ損失を回避すると同時に、ホスト･プロセッサからのアクセス数を削減します。

STのMEMSセンサ･モジュール･ファミリには、車載、産業、およびコンスーマ向けの加速度センサやジャイロ･センサの生産で既に使用されている、堅牢かつ成熟したマイクロマシニング･プロセスが活用されています。センシング素子がST独自のマイクロマシニング･プロセスを使用して製造されている一方で、組込みのICインタフェースはCMOSテクノロジーを使用して開発されています。

IIS3DWBには、最終アプリケーションでセンサの動作を確認できる自己診断機能が搭載されています。14リードのプラスチック製ランド･グリッド･アレイ（LGA）パッケージで提供され、-40℃～+105℃の広い動作温度範囲が保証されています。