製品概要
概要
STのMEMSマザーボードSTEVAL-MKI109V3では、STのMEMSセンサの動作をすぐにモニタリングすることができるため、開発期間の短縮や性能の最大化が可能です。STのあらゆるMEMSアダプタ・ボードに対応したこのボードは、I²CとSPIデータ・モードをサポートし、きわめて速い出力データレートを実現しています。
STEVAL-MKI109V3は、高性能32bitマイクロコントローラ(マイコン)STM32F401VEと柔軟性の高いパワー・マネージメントを備えています。また、ソフトウェアで調整可能な電源回路を備えているため、センサの電源電圧を0V~3.6Vに設定したり、任意のアプリケーションに動作条件を複製することができます。このボードには、センサの電源電圧と電流に対する正確な電源モニタ機能が搭載されているため、外部測定器は不要です。
ホストPC上でUnico GUI(Linux向け: STSW-MKI109L、Mac OSX向け: STSW-MKI109M、Windows向け: STSW-MKI109W)などのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を実行することで、MEMSセンサからのデータ・フロー管理やMEMSセンサの波形分析が可能です。これにより、動作モードや電源の設定を確認し、アプリケーションにおけるセンサの性能と精度を最適化できます。
また、ボードに搭載されているArm® Cortex®-M4搭載STM32F401VEマイコンはDSP命令に対応し、浮動小数点ユニット(FPU)を搭載しています。大気圧センサや加速度センサ、またはジャイロ・センサなど、センサの読み取りデータをはるかに超えるデータ量を処理することが可能です。そのため、STの先進的な6軸慣性モジュールによる光学式または電子式手ブレ補正機能(それぞれOISおよびEIS)などの複雑なデータ・セットも処理可能です。また、最新世代の産業アプリケーション向け高分解能MEMSセンサの評価にも使用できます。
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特徴
- STのあらゆるMEMSアダプタ・ボードに対応
- Arm Cortex-M4搭載 高性能STM32F401VEマイコンによる制御
- ソフトウェアで調整可能な電源回路: センサ電源電圧を0V~3.6Vに設定可能
- MEMSアダプタを簡単に接続できるDIL24ソケットを含む
- 調整可能なMEMS DIL24電源
- USBマイクロプロセッサ・ファームウェア・アップデート用のDFU対応
- USB 2.0フルスピード準拠
- センサ電源電圧および電流に対する組込みの電源モニタ回路
- SWD / JTAG用デバッグ・コネクタ
- MEMSセンサ・データの管理 / 分析用にUnico GUIなどのPCソフトウェアと併用可能
- RoHS準拠
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