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TS555:低消費電力のシングル・チャネルCMOSタイマ

STは、ピン配置が完全に標準に準拠した低消費電力タイマを、シングルとデュアルの独立チャネル・バージョンで提供しています。

これらのデバイスは、安定性の高いモノリシック回路です。時間遅延(単安定モード)またはプログラム可能な発振(安定モード)を、正確な周波数およびデューティ・サイクルで発生させます。
業界標準の周波数発生器は、バイポーラ技術で設計された回路を採用しており、周波数が低く、消費電力が大きくなります。STの低消費電力製品は、CMOS技術で設計されており、低電力、低消費電力で、最大2.7MHzという高周波動作が可能です。

アプリケーション:

製品タイプ

TS555およびTS556デバイスは、+2V~+16Vの電圧供給範囲を必要とし、複数の異なる電圧レール(3.3V、5.0V、12Vなど)で動作できます。優れた温度安定性(75ppm/℃)により、最大125℃までの周囲温度範囲で小さなタイミング・シフトを実現できます。STのCMOS低消費電力タイマは、標準のプラスチックSMDパッケージのSO8(シングル・チャネル)およびSO14(デュアル・チャネル)で提供されます。

簡略化されたシングル・チャネル・タイマのブロック図

簡略化されたシングル・チャネル・タイマのブロック図

メリット

  • 最大2.7MHzの高周波動作
  • 消費電力の削減
  • 出力遷移の際の電源電流スパイクの削減
  • 2V~16Vの電源での柔軟性のあるアプリケーション設計
  • 極端な周囲条件にも対応できる125℃までの広い動作温度範囲