ACモータ・ドライブ
DCモータ・ドライブ
DCモータ・ドライバは、ブラシ付きDCモータを駆動する電動コンバータです。通常、50Hz / 60Hzの安定した電源から給電されます。
このDCモータ・ドライバは、DC電圧出力を変えることにより、電流に比例したトルクを使用してモータの回転速度と向きを調整します。
サーボモータ・ドライブ
ステッピング・モータ・ドライバ
産業用ドライブ・アプリケーションにおけるモータ制御
産業用ドライブ・アプリケーションでは、モータの負荷や速度、加減速、およびデューティ・サイクルを考慮する必要があり、これらは、馬力やトルクの要件を決定する基準となります。また、馬力の可変性を決定する際には、モータ速度とロータ位置の制御を考慮する必要があります。
可変馬力 / 一定トルク
一定のトルクによって駆動する可変馬力のアプリケーション例としては、ギア・ポンプやクレーン、およびベルト・コンベヤ用のドライブなどがあります。これらのアプリケーションでは多くの場合、負荷が一定であるため、ACまたはDCの定速電気モータが使用されます。
一定馬力 / 可変トルク
可変トルクによって一定馬力のアプリケーションを駆動する際は、多くの場合にDCモータやサーボ・モータ、閉ループ制御を備えたACモータが使用されます。ロール・ツー・ロール装置での巻き戻しや巻き直しなどのアプリケーションに利用できます。
可変馬力 / 可変トルク
遠心ポンプやファン、ミキサ、およびかくはん機などは、可変トルクによって駆動される可変馬力のアプリケーションです。このようなアプリケーションでは、速度に比例して負荷が増すため、可変周波数ドライブ(VFD)が適切なソリューションとなります。リニア・モーション・ドライブやアクチュエータにおいては、多くの場合に、ロータとステータの正確な位置制御が求められます。一方で、プレス装置やテンション・コントロール・システムでは、正確なトルク制御が必要となる場合があり、その場合、高性能を実現するために、フィードバック制御システムを備えた産業用のサーボ・ドライブやステッピング・モータが多く使用されます。
産業用モータ駆動向けの製品 & ソリューション
STは、8bitマイクロコントローラSTM8、32bitマイコンSTM32、パワー・ディスクリート製品(IGBTやパワーMOSFETなど)、および数Wから数十kWの電源に対応したスケーラブルかつ高効率なパワー段の構築に貢献する、集積型パワー・モジュール(IPM)を提供しています。
また、幅広い高性能オペアンプ、コンパレータ、スイッチング・レギュレータやリニア・レギュレータ、予知保全を実現するMEMS慣性センサおよび環境センサ、および様々なソフトウェア / ハードウェア評価ツールの提供により、開発・設計期間の短縮をサポートしています。