誘導加熱アプリケーション(シングルスイッチ擬似共振トポロジ)向けの新しい1350V電圧クラスIH2シリーズの導入に伴い、STPOWER IGBTファミリが拡張されました。
この新型のIGBTは、高いブレークダウン電圧機能に加え、コパッケージ低電圧降下ダイオードと25Aおよび35Aの電流能力を備えており、TO-247ロング・リード・パッケージで提供されます。
1350V IH2シリーズは、高度なトレンチ・ゲート・フィールドストップ(TGFS)テクノロジーをベースとして、きわめて高いブレークダウン電圧機能と低VCEsat、および175℃に拡張された最大接合部温度を統合しています。これにより、信頼性と堅牢性を向上させるだけでなく、あらゆる動作条件下で適切なマージンを確保しています。
さらに、1350V IH2シリーズは、低電圧降下ダイオードと最適化されたターンオフ電力により、ソフト・スイッチングにおいてきわめて高い効率を実現しています。
アプリケーション
1350V IH2シリーズは、16kHz~60kHzの幅広いスイッチング周波数範囲においてシングルスイッチ擬似共振コンバータの効率を最大化します。
製品タイプ
誘導過熱アプリケーションに特化して設計された1350V IH2シリーズは、トレンチ・ゲート・フィールドストップ(TGFS)IGBTテクノロジーをベースとしており、以前のシリーズと比べて高いブレークダウン電圧、低VCEsat、および低い熱抵抗を提供します。
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1350V IH2シリーズのIGBTには25Aと35Aのバージョンがあり、TO-247ロング・リード・パッケージで提供されます。
メリット
- 1350Vのブレークダウン電圧および175℃に拡張された最大接合部温度(TJ)による、高い堅牢性と信頼性
- ソフト・スイッチング転流用に最適化されたVCEsat-EOFFトレードオフ
- 正温度係数を持つVCE(sat)および狭いパラメータ分布による設計の簡略化と容易な並列化
- ソフト・スイッチングにおいて最高効率を実現する低電圧降下フリーホイール・ダイオード